#ピーターパン#
夢女受験生です。時間が無いのにNetflixにミッドサマーが追加されたからって、一気に観てしまいました。
皆さんは、一日にどのくらい歩きますか?
私はだいたい、家から学校、学校から家、家から塾、塾から家、くらい歩きます。
そのとき、大抵着いてくる影がいます。
名前は付けてないのですが、その影はいつも私に着いてきます。
もちろん、状況によってはいないときもあります。
多分好きなテレビを見たいときとか、お腹が空いちゃったときとか。
私は一人のとき、たまにその影に話しかけます。
しかし、影は会話が正直下手くそなので、あまり楽しくはありません。
例えば、私が「明日までに提出する課題って、現代文だけだよね?」と聞きます。
先程も言った通り、影は大抵私と一緒にいるから当然その話も聞いているはずなのです。
すると影はこう答えます。
「そうだったかもしれないけど、今日の夕ご飯ってそうめん?」
私はそれを聞いて「もう秋なんだからそうめんなわけないじゃん」と答えるわけです。
そうこうしているうちに連想ゲームのように話は変わっていき、結局課題のことは忘れてしまうのです。
周りに自分の話をしたがる人が多いので、私はその人の話に合わせて話題をどんどん変えてしまうタイプです。
そのため影の話に合わせ続けて、最終的に課題の話から家の近くの建設途中の家の話になったりします。
因みに、私は影を失くしたことはないし、ましてや人の家の子供部屋に忘れてしまったこともないです。
#ドギーマン#
夢女受験生です。片足を上げたまま立つことができます。
先日、家に犬がいたので撫でていたところ、その犬が突然人語を話し始めました。
「人間って下僕まぢで使えねーな!」
その犬はギャルのような口調でそう告げたあと、撫でていた私の手を払い除けました。
ギャル犬は二本の後ろ足で立ちました。
ふとギャル犬の爪を見ると、ウルヴァリンみたいに長くてキラッキラで、私はギャルすげーと思いました。
「人間クンさ~、犬様来たらするコト、分かるッショ?なんのためにウチらより脳みそ入ってんのワラ?」
ギャル犬はモフモフの耳をパタパタ、モフモフの尻尾をフリフリしました。
私はすぐに、おやつだな、と察しがついたので鳥のアキレス腱をあげました。(人間が食べても美味しくないです)
「嬉しくなんかないんだからねッ!」
アキレス腱に飛びつくギャル犬は、尻尾のフリフリが止まりません。
ギャル犬は典型的なツンデレでした。
私はギャル犬を見ながら、来世はこうなりたいなと強く思いました。
#ムーンライト#
夢女受験生です。オンライン授業はパジャマ&ベッドで受けます。
今日も今日とて机に向かって勉強していました。
ふとクッキーが目に入ったので、おやつにクッキーをザクザクと食べました。
最近はKALDIで買ったレモンブラックティーにめちゃめちゃハマっています。この夏で4本開けました。
そのクッキーを食べながら、ブラックティーを啜っていると、今度はエアコンが目に入りました。
私はふと、エアコンに今まで経験したことのないことを経験させてあげたいと思いました。
私はエアコンに「お前は今からクッキーだ」と告げました。
「エッ!それは困ります!」
エアコンは驚きのあまり、口を開けたままになってしまいました。
私はクッキーをエアコンに見せ「お前もこうなるんだよ!」とクッキーをザクザクと食べました。
するとエアコンは冷たい空気をめちゃめちゃ出して、威嚇してきました。
機械のくせに人間に歯向かおうというのです……!
私はなんか寒くなったのでエアコンを消しました。
#カブトムシ飼うと夜中に羽音するのめっちゃ怖い#
夢女受験生です。夏の終わりには、いかにも夏っぽい夢小説を書きます。
暑くなると夏になる、と言う人もいますが、私にとっては無を選択するようになると夏になる、です。
始まる前は「今年の夏はアレして、コレして、それからそれから……!」と楽しいのに、いざ始まってる見ると無ばかり選択してしまいます。
そして、そのときは無の選択が最適解と信じて止まないのに、終わってみればあれは無であった……と後悔を募らせてしまうのです。
つまり、アレしよう!コレしよう!と活力のあるうちは夏ではないというわけです。
「暑いからやめとこ」
「明日も休みだし、まだいいや」
これが夏です。
私はn年生きてきましたが、毎年この行動を取り始めたあたりから気温が上がり、蝉が死に、カブトムシやクワガタも出てきました。
私の好きな人は「夏休みとはドラマチックであるべきだ」と言いました。
私も大変同意し、今年こそはドラマチックな夏休みを過ごそうと何度も何度も誓ったのですが、一度もうまくいきません。
まぁ夢女なんで、ドラマチックな夏くらい自分で書きます。
夜遅くまで禁忌の書(夢小説)を書くのも夏の醍醐味なので。
#戻し方は分からなかった#
夢女受験生です。左手の薬指が曲がります。
夏休みもほとんど終わりです。
みなさんは、夏休みと言えば何を思い浮かべますか?
私は数年前の夏休みに、祖父母の家でありとあらゆる物質をアスパラガスに変えてしまう機械を見つけたことを思い出します。
私の祖父母の家は田舎にあり、周りは山と川と田んぼに囲まれています。
何の変哲もない、むしろかなりオーソドックスな田舎のお家です。
縁側もあります。コタツもあります。
ついでに、よく分からない日本人形も飾られています。
そんな祖父母の家には、離れもあります。
その中にはとても大きな本棚があり、私はそこがとても好きでした。
そこに並ぶ本たちはもう亡くなってしまった曽祖父のものです。
私は曽祖父に多分、好きに読んでいいよ、と言われた気がするので祖父母の家に行くたびに離れに入り浸り、それらの本をよく読んでいました。
海外のものも日本のものも本当によく揃っていて、私はここでなら一生を暮らせるなと思ったほどです。
あるとき、私は谷崎潤一郎集を読もうと思いました。
本棚、一番上の段の、あ、か、さ、た……左から15冊くらいしたところにありました。
私は椅子を本棚に寄せ、背伸びをしてようやく本を取ることができました。
ふと、元々本のあった場所をじっくり見てみると、そこには謎の取手が隠れていました。
謎の取手を見つけたら引きなさい、というのは我が家の3番目くらいの家訓なので私は引いてみることにしました。
すると、曽祖父の表彰状が飾ってある棚が動き、中からありとあらゆる物質をアスパラガスに変えてしまう機械が出てきたのです!
私は一瞬で、あれはありとあらゆる物質をアスパラガスに変えてしまう機械だ!と分かりました。
なぜなら、でかでかと機械の前に看板が立ててあり「ありとあらゆる物質をアスパラガスに変えてしまう機械」と書いてあったからです。
私は試しに、ティッシュを1枚その機械の中に入れてみました。
すると、ティッシュが微かに黄緑色に染まり出てきました。
あまり面白くないな、と感じたので私はその機械を放置し、谷崎潤一郎集を読みました。
神童が面白かったです。