#レクサス#
夢女受験生です。ペレストロイカが何か知っています。
最近は至極暑いです。
以前枕草子を読んでいたら、清少納言が「夏はめっちゃ暑いのがいいよな!」と書いており、現代に連れてきて正気か?と小一時間ほど問いただしたくなったことがあります。
そういえば昨日、黄金色に光るカナブンが車の下であえなく息絶えていたところを見かけました。
この暑さにカナブンも耐えられなくなったのでしょう。
私は周りに人がいないことを確認して、カナブンのことをじっと見つめました。
すると、カナブンの小さな手の先に、小さくダイイングメッセージが残されていました。
カナブンは暑さにより息絶えたのではなく、何者かによって殺されたに違いありません!
私は虫眼鏡を取り出し、そのダイイングメッセージを読むことにしました。
「螟輔#鬟ッ縺ッ辟シ閧」
私は、虫が食べる肉とはなんだろうと思いました。
じりじりと背中が太陽に焼かれ、ふらふらしてきたので私はもうカナブンの死因を考えることは諦めました。
#筆#
夢女受験生です。夏休みの宿題は国語だけ開始3日で終わらせていました。
皆さんいかがお過ごしですか?
私は今日、縫い目が解れている人を見かけました。
あの二寸ばかり出ている糸を少し引っ張ったらきっとあの人は崩れてしまう。
そう思うと私は悲しくなったので、その人に「縫い目が解れていますよ」と教えてあげました。
「ほんとだ!ありがとう。すぐに直さないとね」
彼とも彼女ともつかないその人は(私の地元には性別不詳な方が多い)、スマホですぐに水墨画を見始めました。
この継ぎ接ぎは私には無いものです。
次に、その人は大声で歌い始めました。
知らない曲でしたが、その人はとても声が大きかったのでなんだか心がスッキリしました。
この継ぎ接ぎは私にもあるので、少しだけ私の継ぎ接ぎを分けてあげました。
「ありがとう、もう直ったかな?」
一通り終えると、その人の解れはすっかり直っていました。
皆さんも糸がほつれてないか毎日確認してくださいね。
#キャット オンザ ヘッド#
夢女受験生です。円周率は15桁くらい言えます。
最近は寒い日と暑い日が交互に続いていますね。
私はとことん体が弱い(夢女子のつけがちな設定)ので、とても辛いです。
天気から来る偏頭痛とか、気温から来る腹痛とかえげつないくらい襲ってきます(夢女子がつけがちでない設定)。
特に腹痛が酷く、私は人生の28.4%をトイレで過ごしています。
いつもトイレで神に懺悔し、自分の行いを猛省し、世界平和を願います。
あるとき、私が腹痛のためトイレにこもって神に祈りを捧げていると、トイレットペーパーの芯が話しかけてきました。
「あなたの言う神って誰なの?」
私はぱっと思い浮かびませんでした。
私は神を、トイレの中や大事なテストの前、危険を感じたときのみ思い出します。
要するに、都合良く存在を信じているわけです。
私は腹痛を感じつつ、神とは何かを考え始めました。
ふと気付けば、すっかり腹が痛くなかったので私はトイレから出ました。
すると、私の思う神が猫を頭に乗せながら立っていたので日頃の感謝を伝えました。
これからもよろしくお願いします。
#サンドイッチ#
夢女受験生です。嫌いな食べ物はトマトです。
私の家の近くには、乙女ゲームで言うところの枯れたおじさまキャラの住んでいそうなお家があります。
※今まで夢女アッピールをしなさすぎたので、そろそろアッピールしていこうと思いました
いつ見ても電気は付いておらず、外観はツタでおおわれていて大きな窓がついているお家です。
ずっとそのお家には猫がいたので誰かが住んでいると思っていましたが、どんな人が住んでいるか私は全く知りませんでした。
つい昨日。
そのお家の前を通ったら、珍しく電気がついていました。
カーテンが閉められていなかったので、少し目をこらすと中の様子が見えました。
中で上裸の中年のおじさんが料理をしていました。
現実はうまくいきません。
イケおじというものは存在しないのです。
存在しても、本当に極極極僅かなのです。
牛乳を飲めてしまうほど僅かなのです。
とりあえず、服を着てほしいなと思いました。
#蛇に足#
最近は雨が凄いですね。
ひっくり返した傘に雨水をいっぱい貯めて、それを運搬する遊びをしたくなります。
傘といえば、私はビニール傘が捨てられているのを見たとき、いつもビニール傘のお話を聞くようにしています。
とはいっても、大抵目を合わせると向こうが勝手に話しかけてくるのですが。
今日話を聞いたビニール傘は、両手両足の付いた蛇が持ち主だったそうです。
「足があるのに蛇行するから、僕は柄のところが擦れちゃったよ!ほら、見て!」
私が仕方なく傘を持ち上げ柄の部分を見てみると、確かに黒く汚れザラザラになっていました。
そこに触ると傘が「痛い!」と言うのが何だか不思議でした。
私がどうして蛇はあなたを置いて言ってしまったの?と聞くと
「さぁ、それは僕にも分からないよ!だって蛇は喋らないんだもの」
そう答えると、急に辺りが静かになって傘は何も言わなくなってしまいました。
#ヘリコプター#
夢女受験生です。独楽を回せます。
今日、家にいたときのことです。
やけに外が「サーッ!」「ブフンベチョ」とうるさかったので、私は窓から外を覗いて見ました。
すると、ヘリコプターに乗ったオカピたちが上空で卓球をしているではありませんか。
私は驚いて、思わず「どうして上空で卓球を?」と声をかけてしまいました。
するとオカピたちは、一斉に長い舌をブルンブルンと振り回し始めたのです。
みるみるうちにオカピの舌で、ヘリコプターは空高く上昇していきます。
オカピのヨダレが四方八方に飛び散ります。
風に揺れるヘリコプターから、ピンポン玉がひとつ落ちてきました。
ネチョネチョに濡れていてちょっと気持ち悪かったです。
オカピを乗せたヘリコプターはもうすっかり豆粒みたいな大きさになってしまいました。
私は、オカピに卓球をしているかどうか尋ねることは良くない、ということを学びました。
みなさんも、オカピに卓球しているかは尋ねないよう気を付けてください。